日本で大学を卒業してすぐドイツに渡り、26年間バイエルンの州都ミュンヘンで暮らしてきました。
「和して同ぜず」の心を忘れず、日本人として現地社会に溶け込みながら生活の基盤を築くことに精一杯でした。
ドイツ企業で働く中で、仕事だけでなく個人としても各種公益団体(スポーツクラブ、日本人会、独日協会、 姉妹都市交流協会)・・・
など様々な活動にも従事しながら、仲介役(触媒、促進剤としての役割)として日本とドイツ の経済および文化交流を楽しんできました。
そして、少しは役立つ事ができたのではと自負もしております。
日本人は、単独ではお人良しでお金持ちと見られがち?グループでいても自分たちの希望をはっきりと表明しないで、 決まった後になってコソコソと異論を言いだす?相手の強い態度に押されて結局は言われるままになってしまう?
あるいは、そうならなくても、自分の考えや希望を主張できずに後まで尾を引くような状況を作り出してしまう?
「はっきりしてほしい。グレーゾーンはないんだ。」と言われる事も多だあります。しかし、それは相手を慮るあまり 大雑把な選択肢だけでなく、小さな、つまり細分化された選択肢も必要だと思うあまりなかなか答えが出せないからです。
そういう事をしっかり説明すれば、「はっきりしろ」と言う相手も納得してくれます。それが善いのか悪いのかはともかく。
異なった背景の違う文化、歴史、習慣が出会うとき、自分の想像できない知らなかった状況におかれる時、そんな時受ける心の中の 衝撃をカルチャーショックと呼ぶそうです。キリスト教という源流は同じであってもドイツは周りをフランス、スイス、オーストリア、 チェコ、ポーランド、 デンマーク、オランダ、ベ ルギー、ルクセンブルク の9カ国に囲まれ人や物の流れが盛んです。
そして、自分の主張、意思表示はしっかりしないと、相手にはわからないという前提で会話をします。それはプライベートでもビジネスでも同じです。
日本は島国だからということでしょうか。
かつて七つの海を制覇したイギリスも島国です。地理的な影響もあると思います。単一民族だからでしょうか。
しかし、日本人とは、本来いろいろなアジアの民族の集まりなのではないでしょうか。 縄文人に弥生人の血が混じり、その後朝鮮半島、中国大陸から渡ってきた人々。 そういった意味では朝鮮半島のほうが、よっぽど単一民族と言えるでしょう。
また、よく言われることですが、農耕民族と狩猟民族の違いというのもあるのでしょうか。 そこで形成されてきた社会は、やはり人々の生活態度、習慣に影響を与えていると思います。
そういった学術的な研究や分析はともかく、現実として実際に交渉の場に立ったとき、会話はできても、 相手の意思や考え、その目論見を理解し、自分の意見や希望を述べて説得するといった対話が苦手という状況を見かけます。
「沈黙は金なり」と言われますが、本来は「沈黙(も時に)は金なり」というべきだと思います。 いつ何を話すか、あるいは話さないかということも対話力のひとつかと思います。
エーデルヴァイスではご縁をいただいたお客様すべてのかたのビジネスが順調に進むよう、最善の対応を丁寧に行っていきたいと考えます。
ですが、大企業のように、複数案件を期日までに流れ作業のように、すべて完了することはできません。
また、事務所を大都市の一等地に構えているわけではありません。なので頻繁に実際お会いして打ち合わせすることはできません (メールや電話、skype(無料パソコン電話)は除く)。
もしそのようなことをお考えの場合、ほかの会社様のほうがあっているかもしれません。
もしこういったことを踏まえて、ご理解いただけるのでした、一緒にお仕事させてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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